Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
富田 純平
no journal, ,
バッチ法による大容量水試料からのRa同位体の現地回収と単純な共沈法を組み合わせた線スペクトロメトリーによる淡水中低濃度Ra同位体分析法について検討した。既知量のRaを含む溶液に異なる量の樹脂を加えたときの上澄み液の電気伝導度(EC)と樹脂量/水量の関係及び樹脂へのRaとSrの吸着特性から、試料のEC測定のみで試料中のRaを回収するために必要な樹脂量が推定できることがわかった。大容量水試料(170L)からRaを吸着したPowdex樹脂は、回収後、灰化し、灰試料をHNO及びHOを加えて加熱・分解後、Ra同位体をBaSO共沈により回収し、線スペクトロメトリーによりRa及びRaを定量した。本手法により既知量のRa同位体を添加した水試料(170L)を分析したところ、得られた分析値が、添加量と計数誤差(1)内で一致し、その妥当性が確認された。